ネシャン・サーガ〈7〉新たなる旅立ち (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ヨナタンが師ゴエルの元で学び始めて3年、かつての盟友たちがに集結した。第七代裁き司がついに動きだす・・・。
内容(「BOOK」データベースより)
ヨナタンが師ゴエルのもとで学びはじめて三年、かつての盟友たちが「英知の庭」に集結した。第七代裁き司がついに動きだす…!壮大な冒険ファンタジー光と闇が火花を散らす第3部、いよいよ開幕。
どろぼうの神さま (単行本)
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ドイツの児童文学作家コルネーリア・フンケの長編ファンタジー。若き竜と怪物たちとの戦いを壮大なスケールで描いた『竜の騎士』で注目された著者は、長編2作目となる本書で、チューリヒ児童文学賞やウィーン児童文学賞を受賞。その実力が認められ、本国ドイツで、ベストセラー作家となった。水の都ベネチアを舞台にした本書は、ストリートチルドレンの縦横無尽の活躍を、スピーディーな展開で読ませる冒険物語である。 12歳の少年プロスパーと5歳になる弟のボーは、読書好きの少女ヴェスペやその仲間たちと、廃墟となった映画館で暮らしていた。兄弟は、2人を引き離そうとする伯母夫婦から逃れるため、ヴェネチアまで家出してきたのだ。そんな身寄りのない子どもたちのリーダーは「どろぼうの神さま」と呼ばれる少年スキピオ。スキピオは、金持ちの家や美術館に忍びこんでは、高価な品々を盗み出す怪盗だ。しかし、伯母夫婦から依頼を受けた探偵ヴィクトールの出現によって、子どもたちの生活に、少しずつ変化が訪れる。 年老いた伯爵からの奇妙な依頼、探偵との追跡劇、強欲な古物商との緊張感漂う取り引き、そしてスキピオの秘密。さまざまな謎と事件を追いかけ、町を駆け回る子どもたちを通して、著者は、大人になることの意味と切なさを語りかける。なかでも、「子どもは大人になり、大人はまた子どもにかえる」という伝説のメリーゴーラウンドを前に、戸惑うプロスパーの姿には、若い読者だけではなく、多くの大人たちも心揺さぶられるに違いない。胸を躍らせた幼いころの記憶が、はっきりと蘇ってくる本書は、物語中のメリーゴーラウンドに魔法をかけられたような、不思議な体験を約束してくれている。(中島正敏)
出版社/著者からの内容紹介
みなしごになって、大きらいなおば夫妻にひきとられた兄弟が、
ドイツ・ハンブルグの家を飛び出してイタリア・ヴェネツィアまでたどり着く。
亡くなったお母さんがいつも「夢の町」「魔法とおとぎ話の町」と話していたからだ。
けれども少ないお金もすぐに底をつき、途方にくれる兄弟に救いの手をさしのべてくれたのが
「どろぼうの神さま」と名のる謎の少年怪盗。
美術館や大金持ちの家にしのびこんでは、ぬすんだ品々をお金にして、
帰る家のない (家に帰りたくない) 子どもたちに与えている。
どろぼうの神さまが見つけてくれた映画館の廃墟をかくれ家にして、兄弟はほかの子どもたちと
一緒に暮らしはじめる。うるさい大人のいない、子どもだけの生活の楽しいこと!
ところが、兄弟の足跡を追ってとうとうヴェネツィアまでやって来たおば夫妻が、町の名探偵に2人の捜索を依頼して……
流刑地にて―カフカ・コレクション (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
流刑地で行なわれる、奇妙な機械を用いての死刑執行。その機械は、「ベッド」「馬鍬」「製図屋」と呼ばれる三つの部分からできている。ベッドに縛りつけられた囚人を、馬鍬に取り付けた針が、製図屋の指図のままに刺し、刻んでゆく…。表題作のほか、『判決』『観察』『火夫』を収録。
内容(「MARC」データベースより)
流刑地で行なわれる、奇妙な機械を用いての死刑執行。ベッドに縛りつけられた囚人を、製図屋の指図のままに刺し、刻んでゆく…。表題作他3遍を収録。「カフカ小説全集」を、訳文に手直しをほどこして再編集したシリーズ。
ふたりきりの戦争 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
第二次世界大戦末期のドイツ。戦争に行った兄は捕虜に、ナチスに反抗した父は捕らえられ、母は空襲で行方不明。ひとりぼっちになった十四歳のエンヒェンは農家に預けられ、その村で、占領地から強制的に連れてこられたロシア人労働者の若者たちと出会う。ドイツの敗色が濃くなってきたある日、男性の外国人労働者が村から連行されることを知ったエンヒェンは、ロシア人の少年セルゲイを逃がそうと決意、そのまま、ともに逃亡してしまう。人目を避けながら、セルゲイの故郷ロシアをめざして歩く二人。人々の裏切り、善意、おびえ、軍人たちの自決、押し寄せる難民―東へむかう二人が見たものは、戦争の中でむき出しになった人間の姿だった。飢えと疲労にさいなまれた二人も、生きのびるために、手段を選ばなくなってゆく。そして村を出て六十二日、ついに二人が出会ったのは…。
内容(「MARC」データベースより)
逃亡したロシア人少年とドイツ人少女が歩きつづけた戦下の62日間。それはふたりにとって、もうひとつの戦争だった…。極限状態の中で、国や状況を超えて2人の若者のあいだに芽生えた友情を描く、感動の一冊。
一杯の珈琲から (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
音楽の都ザルツブルクでひと夏を過ごそうと国境の近くのドイツ側の町に宿をとったゲオルク。為替管理の制約ゆえにオーストリア側で一文無しの生活を強いられる。そんなある日、コーヒー代も払えず困った彼は、居あわせた美女に助けを求めた……。『消え失せた密画』、『雪の中の三人男』につづくケストナー会心のユーモア三部作。
朗読者 (文庫)
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スイスで出版された原書を、キャロル・ブラウン・ジェンウェイが格調高い英語に翻訳。セックス、愛、朗読、戦後ドイツの不名誉についての、短くも豊かな物語。15歳の少年ミヒャエル・バーグは、謎めいた年上の女性ハンナとの激しい恋の虜になる。だが彼女の身の上についてはほとんど知らないうちに、ある日ハンナはミヒャエルの前から姿を消してしまう。…二度と彼女に会うことはないと思っていた彼だったが、戦慄(せんりつ)の再会が実現する。ナチスの過去を裁く法廷の被告席に、ハンナがいたのだ。彼女が筆舌に尽くせぬ重罪を犯していたことが明らかにされていく、その裁判の進行を追いつつ、ミヒャエルはとてつもなく大きな難問に取り組みはじめる。ホロコーストを知った自分たちの世代は、どう対処するべきか?「理解に苦しむものを理解できると思ってはいけないし、比較にならないものを比較してはいけない…。ぼくたちは、嫌悪と恥辱と罪の意識を抱えたまま、ただ黙っているべきなのだろうか?何のために?」
本書はボストン・ブックレビュー誌のフィスク・フィクション賞を獲得した。たぐいまれな明快な文章で、少ないページ数のなかで多くの悪の精神の問題に挑んでいる。世界がかつて知り得たなかで最悪といえる残虐行為に加担したのが親や祖父母、あるいは恋人であった場合、彼らを愛するという行為はどういったことなのか?文学を通しての贖罪(しょくざい)は可能か?シュリンクの文体は簡潔であり、比喩表現、会話といった文章の属性を問わず、余分なものはことごとくそぎ落とされている。その結果生まれたのが、ドイツの戦前と戦後の世代、有罪と無罪、言葉と沈黙の間に横たわる溝を浮き彫りにした、厳粛なまでに美しい本作なのである。
--このテキストは、
ペーパーバック
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内容(「BOOK」データベースより)
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」―ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
ジム・ボタンの機関車大旅行 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
機関車の大すきなジム・ボタンは親友の機関士ルーカスとともに、ふとっちょ機関車エマにのって冒険の旅へ。
ヌレエフの犬―あるいは憧れの力 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨーク、作家トルーマン・カポーティのパーティで、彼らはお互いを「見出した」。エレガントなロシア人ダンサー、ルドルフ・ヌレエフとぶかっこうでパッとしない毛色の太った犬、オブローモフは。彼らの親しい関係は、ヌレエフの死を越えて存在し続け、オブローモフを思いがけない愛の証明へと駆り立てた。
内容(「MARC」データベースより)
エレガントなロシア人ダンサー、ルドルフ・ヌレエフと、不恰好でパッとしない毛色の太った犬、オブローモフ。彼らの親しい関係は、ヌレエフの死を越えて存在し続けた…。おかしくて悲しい友情物語。
完訳グリム童話集〈1〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
グリムのメルヘンとはそもそもどんなお話だったのか。子ども向きの楽しい童話なのか、それとも残酷で怖い昔話なのか。日本に早くから紹介されたものだけに、様々な版が入り乱れ様々な議論があったが、本書は、グリム研究の第一人者が満を持して発表した決定版。世界のグリム学者の議論を踏まえ、新たに訳しおろされた本格派。第1巻は「蛙の王さま」「ヘンゼルとグレーテル」ほか20篇。カラー図版多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グリム,ヤーコップ
1785‐1863。ドイツのヘッセン国ハーナウ生まれ。「グリム童話」を編纂する。1812年に初版を出版後、次々と改訂、1857年に第七版を出版
グリム,ヴィルヘルム
1786‐1859。ドイツのヘッセン国ハーナウ生まれ。「グリム童話」を編纂する。1812年に初版を出版後、次々と改訂、1857年に第七版を出版
野村 〓@55DB@
1925年生まれ。京都大学文学部ドイツ文学科卒業。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
大どろぼうホッツェンプロッツ (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
おばあさんのコーヒーひきを奪った大どろぼうを、二人の少年が追う! 対象年齢:小学中級から